あれもこれも。

感じたことをつらつらと、シンガポールからお届けします。

【ずっと忘れない】女性の裸体を描いた日

 

どうも、シホコです。

 

きょうは新学期2日目。

 

わたしは、きょう、未知の領域へ足を踏み込んだのです、、、。

 

裸の女性を目の前にして人物画を描きました。

 

初めての体験

 

今学期、新たなことに挑戦したいなと思っていて、

 

NTUにあるArt, Design & Media(芸術学部的な)の授業を何個か選んだんですね。

 

あ、人生で絵を習ったことは全くないです。小学校の図工、中学の美術くらい。

 

芸術という領域においては全くの初心者で、知識もスキルもない中、申請してみたという怖いもの知らずです。

 

午前中に"Applied Drawing"という授業を受けました。

 

まず部屋へ入ると、、、

 

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え。

 

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がちのやつや、、、。

 

場違いだとすぐに思いました。

 

なにもわからない、、、。これわたしおっていいんだろうか、、、。

 

すごく不安になりました。

・ 

先生がやってきました。

 

全身真っ黒のスパッツみたいな服に、虫眼鏡みたいに大きな眼鏡、ふちは半透明というなんとも斬新なスタイル、、、。

 

アートの先生っぽい、、。生徒も髪の毛わけわからん色に染めてるし、、、。

授業が始まりました。序盤でこのコースについての説明があり、

 

この学期を通してどれだけ成長したのか、そのプロセスを評価する

 

だから初心者でも構わないと先生から説明があり、すこし安心。

 

でも描いた経験がないのはわたしを含めて4人くらいで、大半の生徒は慣れた手つきで用紙を準備したり、自前のキャンバスとペンを持っていて、やっぱり場違いなのかなと不安に、、、。

説明を終えたら早速モデルをつかって実際に画を描くことに、、、。

 

なにがなんやらわからないが、とりあえず用紙とペンを準備。

 

モデルさんが登場。

 

そして、

 

そして、、

 

そして、、、

 

脱いだ。

 

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ためらうことなく、モデルさんは服を脱ぎました。

 

この中央の台の上に裸になった女性が立ったり、椅子を使ったり、寝そべったりしてポーズをどんどん繰り出します。

 

わたしたちはモデルさんを取り囲むようにして、各々からみえる角度で人物画を描いていきます。

 

時間制限もありました。最初は2分×5ポーズ、1分×5ポーズ、30秒×5ポーズなど。

 

そのほか、利き手と反対の手で描いたり、見ながら描くのではなくモデルさんの姿を記憶してから描いたりなど、さまざまな方法でどんどん描いていきます。

 

授業の流れとしては、とにかく描きまくる、という感じです。きりのいいところで先生がフィードバックをくれたり、人物画の基本などを教えてくださいました。

 

生徒の中にはもちろん男の子もいましたが、モデルさんは堂々としていて、すごく美しかったです。本当に。

 

なんだか、別世界にきたような感覚でした。

 

裸の人間を目の前にして、ただひたすら描く。

 

いままでに経験したことのない、感じたことのない、興奮がありました。

 

こんな日が、時間が、くるとは思っていなかったので、正直脱ぎ始めたときは驚きましたし、わたしみたいな初心者がこの場にいていいのだろうかと思いました。

 

でも、なぜかすごく描いているのが楽しくて、居心地がよかったんです。ずっと描いていたいと。

 

この女性の方の顔、身体、刺青、ピアス、髪、そして名前、ぜったいに忘れないと思います。

 

未経験者なりになんとかベストを尽くしました。吸収することが多すぎて、すぐには画で表現できなくて悔しかったですし、もっと練習したい、もっともっとこの世界を知りたいと思いました。

 

これがわたしのはじめての人物画です。この授業を取れるかまだわかりませんが、ここからどう成長していくのか楽しみです。

 

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午後にもPaintingの授業を受けたので、それはまた別で書こうと思います!

 

もっとうまくなりたい!!!

 

シホコ